マルチ商法

マルチ商法は収入が得られるといって組織に勧誘し、商品やサービスの契約をさせ、次々に組織の加入者を増やしていくと利益が得られるという商法で、特定商取引法の連鎖販売取引に該当します。最近では携帯電話やインターネット上での勧誘もしきりに行なわれています。ネットワークビジネス、MLTと呼ばれることもあります。商品の販売の実績がない無限連鎖講(ネズミ講)とは違い、マルチ商法そのものは違法行為ではありませんが、高額な契約をしても収入が得られなかったり、友人知人を勧誘することにより人間関係を壊すことになりがちです。ビジネスに参加した人が、自分の利益のために参加者を広げて行くため、強引な勧誘にあったり、ビジネスの内容をよく理解せずに始める人が後を絶たず、一度始めるとなかなかやめられないことなどがかねてより問題となっています。こうしたこともあり、現在、マルチ商法には、特定商取引による厳しい規制がかかっています。広告方法、勧誘方法、契約方法などに関し違反があった場合には行政処分と刑事処分の対象となります。ビジネスに参加する場合は、取引の仕組みや利益の分配方法、取扱商品などをよく理解し、消費者ニーズのあるものかどうか、自分に合ったビジネスであるかどうか、慎重に考慮したいものです。興味がなければたとえ友人知人からの勧誘であっても断るのが賢明です。よく分からなければ気軽に参加してはいけません。
マルチ商法のクーリング・オフ期間は20日間、未使用の商品については期間にもよりますが、原則的に中途解約が可能です。詳しいことは消費生活センターへ相談しましょう。

お金とトラブルと法律

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