認知

結婚している夫婦に赤ちゃんが生まれれば嫡出子として届けられます。しかし、結婚していない父親と母親の間にできた子は非嫡出子と呼ばれています。結婚は一夫一婦制が原則ですが、妻以外の女性との間に子どもが生まれることもあります。こうしたときに、その子をどのように法律的に保護するかが認知の問題となります。内縁関係などで嫡出子でない子ができた父親は、戸籍の届けをして自分の子として認知することができます。認知は子が未成年者の場合、子の保護という見地から、父親が認めさえすればできます。しかし、20歳以上の成人では、子の同意がなければ認知できません。これはそれまで父親としての義務を果たさないでいたにもかかわらず、成人になったからといって将来の扶養義務を負わせることを避けるためのものです。また、遺言によって認知も可能です。父親が遺言を残して死亡したときは、遺言に従って戸籍の届け出ができます。父親が非嫡出子を自ら認知するのを任意認知といいますが、これに対して自分は父親ではないと否認されたときは、判例によって認知を強制できます。もちろん母親との間に関係があったかどうか当時の状況が問題になります。血液など科学的な鑑定により現在では、ほぼ100%に近い父子関係の証明がなされています。また、父親が死亡したときは、死後3年以内なら検察官を相手として認知の訴訟を起こすこともできます。認知されれば、出生のときにさかのぼって父親の存在を認められます。父親からの扶養も受けられ、財産の相続もできます。ただし、氏は母親の氏で、親権者も母親だけになります。認知はほとんどが父親をめぐるものです。これは、母親とその子の関係は出産によって明白だからです。例外的に、子どもが母親に対して認知の訴えを起こすことがありますが、これは捨て子などによって母子関係がわからなくなったときに限られます。

お金を借りる!

実印・認印/ 手付・内金/ 借用書/ 自己破産/ 認知/ 親権と未成年者/ 相続順位と相続分/ 代襲相続/ 寄与分/ 特別縁故者/ 遺言の撤回/ 遺留分/ 借金の相続/ 相続人の廃除/ 養子縁組/ 離婚の条件/ 離婚の方法/ 財産分与・慰謝料/ 親権者・監護者/ 親の扶養義務/ 遺言/ 法テラス/ 調停・示談・和解/ 金融取引/ 保険契約/ 日常契約/ 業務契約/ 保証契約/ 契約の無効/ マンション管理組合/ 婚姻法の特色/