嫡出子

A男とB女とは結婚し、その間に子Cがいます。
CがA、Bの婚姻届前に生まれ、Bが出生届をしていた場合、Cは、いつから、どのような手続により、嫡出子になれるでしょうか。Cの氏はどうなるでしょうか。
A、Bの婚姻届の後、一〇〇日目にCが生まれました。誰が出生届をすべきでしょうか。Cは嫡出子と扱われるでしょうか。結婚前にA、B間で内縁が先行している場合とそうでない場合とで、Cの嫡出子扱いにちがいがあるでしょうか。AがCを自分の子でないと主張するには、いかなる手続によるべきでしょうか。いわゆる推定のない嫡出子とは、何を意味するのでしょうか。
A、Bの婚姻中、Bは他の男性Dと関係を結びCを生みました。DがCを認知するにはどうすればよいでしょうか。
Aが長期外国滞在中、Bは他の男性と関係しCを生みました。CはA、B間の嫡出子として届け出ており、Aはこれを知りつつ数年放置しておきました。AはCが自分の子でないと主張するには、どのような手続をとればよいでしょうか。
Bは人工授精によりCを生み、CはA、B間の嫡出子として届け出られている。CはAといかかる法的関係にあるでしょうか。
CはA、Bの子として戸籍に記載され、その後死亡しました。実母と称するEは、検察官を相手に、Cとの母子関係の確認を求められるでしょうか。

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婚姻届前に生まれた子は非嫡出子ですが、認知後に父母の婚姻があれば、婚姻の時から嫡出子となります。婚姻後に認知があったときは、認知の時から嫡出子になります。母の氏を称していた非嫡出子も、準正によって嫡出子の身分取得と同時に、父母の氏を称する取扱です。
婚姻成立後二〇〇日内に生まれた子は、認知準正によって嫡出子となります。父母が嫡出子出生届を出せぼ認知届を兼ねる効力が認められます。
内縁が先行して婚姻届後二〇〇日以内の出生子は、「認知の手続を要せずして、出生と同時に当然に父母の嫡出子」とされ、いわゆる推定のない嫡出子となります。この子と父との関係を否定するのは、嫡出否認によらず、親子関係不存在確認の訴によります。
婚姻成立の日から二〇〇日後の出生子は、推定のある嫡出子です。この地位は夫によって嫡出否認の方法によってのみ否定できます。子の真の父も、嫡出否認の審判あるいは訴訟が確定するまでは、認知をすることができません。
長期不在、事実上の離婚、夫の性的不能等は、七七二条の嫡出推定が及ばない場合と解する説が近時有力となりました。子は推定の及ばない嫡出子として扱われ、その地位の否定は親子関係不存在確認の訴によるものと解されます。
夫の性的不能により人工授精を行なった結果妻の生んだ子は、「推定の及ばない嫡出子」となると解せられます。夫の生殖不能は非配偶者間人工授精を行なうことになりますが、嫡出推定を限定すべきかについては争いがあります。
戸籍は身分関係の公示手段にすぎません。虚偽の戸籍届は、身分関係存否確認の訴によって訂正できます。一方当事者の死亡後は、過去の法律関係の確認はできません。

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